
転職活動をする際、面接でもキャリアプランについて聞かれる機会があるはずです。
しかしキャリアプランがそもそも何なのか分かっていなかったり、具体的にどのように立てればいいか分からなくて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、これまでの職種とは違う異業種のキャリアプランを立てるとなると、いまいち想像ができず立てにくいと思ってしまう方も少なくはありません。
いずれにせよ、分からないまま面接に挑んでしまうと、企業側から『将来のことを考えてないのかな?』と思われてしまうリスクがあるので、必ず理解するようにしましょう。
今回は、これから営業職に転職する方向けのキャリアプランの立て方のポイントや面接での答え方について解説をしていきます。
『営業職のキャリアプランってどう立てればいいの?』とお悩みの方は、これから解説することをぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
キャリアプランとは?

キャリアプランとは、自分がこれから仕事をしていくにあたり、どのような方向に進みたいかを計画し、その目標を実現させる行動をするためのプランのことです。
これは単なる目標設定や将来の夢を決めるのではなく、具体的なアクションプランや目標達成のための方法を考えることも含まれます。
他にも、自己成長やスキルの習得、新しいチャレンジへの挑戦など、様々な要素が含まれます。
キャリアプランは柔軟性を持たせることも重要であり、状況や環境の変化に対応しながら進化させていくことも大切です。
営業職向け キャリアプランの立て方のポイント 4選

営業職のキャリアプランを立てる際、昇進や事業の立ち上げなどを目標とすることが多いです。
しかし、大まかに『いずれは昇進する。』という目標を立てるだけでは、その目標を達成させるためにどんな行動をするのか分からず、キャリアプランを確立しているとは言えません。
キャリアプランを立てるには目標の他にも具体的にどんな行動をしていくのか、アクションプランも考えなくてはならないのです。
では、キャリアプランを立てていくには、具体的にどのような流れで進めていけばいいのでしょうか?
以下のポイントを押さえながら、目標を考えることにより、キャリアプランを確立させることができます。
- 将来どうなっていたいか想像する
- 目標を決める
- 現在の状況を把握する
- 目標を達成ための計画をする
これらのポイントを押さえるためにどのようなことをしていけばいいか、説明をしていきます。
将来どうなっていたいか想像する
まず、あなたが営業職を通して将来どうなっていたいかを考えていきます。
例えば、昇進を目指しているのであれば、部長になってチームを引っ張りたいなどと考える方もいるでしょう。
あるいは、新規事業を立ち上げたり、志望している部署ではなく違う部署のリーダーになるなどと考える方も少なくはありません。
また、志望している会社で活躍するのではなく、フリーランスになりたいと考えたり、起業したいと考える方も近年では多い傾向です。
将来どんな風になりたいのかざっくり考えてみて、その後に目標を決めたり、アクションプランを立てるようにしていきましょう。
目標を決める
将来どうなりたいか考えたら、それを実現させるための目標を立てていきましょう。
この際も、細かく目標を立てるのではなく、大まかなでかつ分かりやすい目標を立てるようにしていきましょう。
例えば、以下のように、『何歳までに達成する』などと具体的な年齢を含めて、目標を立ててみると分かりやすくなります。
『30歳までには主任になり、40歳で部長になることを達成したい。』
『30歳までに社内トップの成績を残し、35歳には新規事業を立ち上げたい。』
『35歳までに営業のプロフェッショナルとなり、40代までには起業をしたい。』
現在の状況を把握する
目標をある程度立てたら、次は自分が現在どういった状況であるのか、改めて見直してみましょう。
見直すことにより、目標を達成するにはどのような能力が必要となっていくのか明確になっていくはずです。
例えば、『現時点では、コミュニケーション能力が足りていない。』と感じているのであれば、いずれはその能力を上げていく必要があるかもしれません。
また、『複数人の人をまとめるのが得意。』と現時点でプラスの部分があるのであれば、これからもそれを継続していうこと考えることができるでしょう。
こうして現在の自分の状況を見直すことにより、自分に何が足りなくて、どんなことがこれから必要となっていくか、知ることができるのです。
また、そもそも現在の自分の状況を把握できていない方は、もしかすると自己分析ができていない可能性があります。
改めて、今までの自分のことを振り返り、自己分析をしていきましょう。
以下の記事にて、自己分析について紹介していますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
自己分析は就活の始まり!自分を知らないとESも面接もうまくかない!
就職活動がスタートすると、 企業のエントリーやES作成・面接に追われて自己分析を行なう時間があまり取れなくなってきます。 しかし、自己分析を行わずに選考に挑んだとしてもいい結果は出ません。 『自分がどんな人か』『自分がど […]
目標を達成ための計画をする
現在の自分の状況を確認して、自分に何が足りないのか、または自分にはこんな特徴があるなどと、把握することができたら、いよいよ目標を達成するための計画を立てていきます。
計画を立てる際は、いつまでに何をどう取り組んでいけばいいかを具体的にして、立てるようにしていきましょう。
具体的に計画を立てることにより、他者から見ても分かりやすいと評価されるのはもちろん、自分でも実際に行動に移しやすくなるキャリアプランを作り上げることができます。
営業職向け キャリアプランの例 3選
キャリアプランの立て方について、理解できたら、実際にキャリアプランを立てましょう。
しかし、ポイントを押さえたとしても、いきなりキャリアプランを立てるのは難しいと思う方もいらっしゃるでしょう。
実際にキャリアプランを立てる前に、以下のようなパターンのキャリアプランの例をまずは参考にしてみてくださいね。
- 管理職を目指す場合
- 営業のプロを目指す場合
- 社内で新たな事業を立ち上げることを目指す場合
これらの例を参考にしながら、キャリアプランを立てていきましょう。
例1:管理職を目指す場合
営業職に携わり、いずれは管理職を目指したいと考えている場合のキャリアプランの例は、以下の通りです。
私は、多くの営業経験を積み、スキルを向上させたのち、営業組織を管理する管理職の立場になって、キャリアを築いていきたいと考えています。
私は、周りの人を引っ張り、まとめることを得意としていて、現職でもチームリーダーとして活躍をしています。
この特性を活かしながら、5年後にはより多くの人をまとめられる社員となり、自分だけではなく、他の人の営業活動を支援していきたいです。
例2:営業のプロを目指す場合
管理職にはならず、営業職の仕事を極めて、プロになることを目指している場合のキャリアプランの例は、以下の通りです。
私は、営業経験を積み重ね、業界や製品に関する知識を身に付け、価値のある提案を行える、営業のプロを目指しています。
そして、顧客はもちろん、業界全体からも信頼できる存在になっていきたいと思っています。
そのためには、多くの顧客と関わったり、自発的に知識やスキルを吸収するなどをし、常に行動をし続けなくてはなりません。
日々、営業活動を積極的に行い、10年後には業界の誰もが知っているような営業職のプロとしてキャリアを気づいていきたいです。
例3:社内で新たな事業を立ち上げることを目指す場合
営業経験を活かして、いずれは新規事業を立ち上げることを目標として売る場合のキャリアプランの例は、以下の通りです。
私は、営業経験を積み重ねて、いずれは貴社で新規事業を立ち上げたいと考えています。
そのためには、たくさんの営業経験を積むだけではなく、市場調査や競合調査などをして、業界の分析をしていく必要があります。
そして、自分が所属されている部署だけではなく、他の部署や取引先と連携をして、新規事業を立ち上げるための材料を集めていきたいです。
多くの情報を集め、10年以内には新規事業を立ち上げ、立ち上げ後5年以内には、社内でもトップの実績を残す部署を作り上げることを目標としています。
自分が立ち上げた事業を拡大化させ、より貴社の成長へ貢献させていきたいです。
営業職向け キャリアプラン 面接での答え方

大まかにキャリアプランを立てることができたら、いよいよ面接でキャリアプランを伝える際の準備をしてきましょう。
キャリアプランは、面接の際でも聞かれることの多い項目です。
応募者がその会社にマッチしているのかを確認するのはもちろん、応募者が長期的に活躍してくれるのかということや、仕事に対して意欲があるかを知るために、面接で聞くことがあるのです。
面接でキャリアプランを伝える際は、以下のようなことを意識しながら答えていくと、企業側からも理解されやすくなります。
- 志望している企業で実現できそうな内容を伝える
- キャリアプランを実現させるために何を取り組むのかを伝える
- 簡単すぎたり抽象的すぎる内容は伝えない
これらの面接での答え方のポイントについて、説明をしていきます。
志望している企業で実現できそうな内容を伝える
例えば、その企業ではステップアップするためには、3年以上の時間がかかるのにも関わらず、『1年後には、営業チームを引っ張るリーダーになる。』と答えてしまうと、企業側からも『それはできない。』『他の会社の方に行った方がいいかもしれない。』と思われてしまいます。
このように、志望している企業では実現できないような内容を伝えてしまうと、企業側からマイナスなイメージを持たれてしまうリスクがあります。
必ず、キャリアプランを伝える際は、その企業で実現できそうな内容を伝えるようにしましょう。
志望している企業のことがいまいち把握できていない方は、企業研究が不十分である可能性が高いので、事前に企業研究をするようにしてくださいね。
企業研究については、以下の記事でも紹介していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
転職を成功させるには企業研究が重要!志望動機作成にも役に立ちます
あなたは転職活動を進める際、企業研究はしっかり行っていますか? 転職の経験が浅かったり、初めて転職活動をする20代の人たちの中には、やり方が分からなかったり、忙しいなどという理由で、企業研究を怠って、転職活動を進める人も […]
キャリアプランを実現させるために何を取り組むのかを伝える
キャリアプランを実現するために、これからどんなことを取り組んでいくか、具体的な説明があると企業側にも熱意が伝わりやすくなります。
例えば、営業活動を通して、国内だけではなく海外にも自社製品を展開していくのを目標としている場合は、『直接海外の人とやり取りをしたいと考えているので、英会話に通って語学の勉強をしていく。』などのように、取り組むべき内容を細かく伝えると良いでしょう。
また、これから取り組むべき内容だけではなく、現在取り組んでいることを伝えるのも有効です。
簡単すぎたり抽象的すぎる内容は伝えない
面接官がキャリアプランを聞く理由は、応募者が長期的に会社で活躍してくれそうかということを確認するためです。
キャリアプランを伝える際に、内容が簡単すぎたり、抽象的すぎてしまうと企業側からも『この人は、血長期的に働いてくれるのかどうか分からない。』と見なされてしまう可能性があります。
必ず、キャリアプランを伝える時は、目標としていることはもちろん、取り組んでいる内容や目標としていることがどんな風に会社を変えることができるかなど、具体的な内容を伝えるようにしましょう。
キャリアプランを明確に立て、面接に挑もう
キャリアプランを立てる際は、将来のことを想像しながら目標を立て、現在の自分の状況を把握しながら、目標を達成させるためにやるべきことを計画していくことを意識していきましょう。
そうすることにより、自分でも目標を達成しやすくなるキャリアプランを立てることができます。
また、面接をする際は、志望している企業で実現しやすい内容をできるだけ具体的に説明をしていくことがポイントです。
このように意識しながら、面接でもキャリアプランを答えていくと、企業側からも『長期的に活躍してくれそう。』と判断されやすくなります。
ぜひ、今回解説したことを参考にして、明確なキャリアプランを立てて、面接に挑んでくださいね。
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