転職活動において、必ず突破しなければならないのが「面接」です。
限られた時間の中で、応募者は自分の魅力をアピールし、応募企業は応募者が自社で活躍できる人材かを見極めます。
落ち着いてやり取りができるよう、本記事を活用してイメージを膨らませてみてください。
目次
転職面接でよくある質問10選
転職活動において、面接は必ず突破しなければならない関門です。
まずは転職面接でよくある質問例を確認し、イメージを膨らませましょう。
1.自己紹介をお願いします
応募者の第一印象が決まる重要な質問です。
まず氏名を名乗り、職務経歴や実績の概要を1~2分程度で簡潔にまとめて話すようにしましょう。
職務経歴については、自分の強みとなるような経験を具体的な数字などを交えて伝えます。自分のスキルと企業で求められる人材としての共通部分を事前に見つけておき、アピールすることが大切です。
回答例
○○と申します。前職では、アパレルの店舗スタッフとして女性服の販売をしておりました。店舗での個人売上目標に対して、〇%で達成し、〇名在籍の店舗の売上に対し〇%貢献いたしました。今後もこれまで培ったコミュニケーション能力を活かし、対法人への営業にも挑戦してみたいと思い、応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
2.退職・転職の理由は何ですか?
退職・転職の理由は、合理性のあるポジティブな内容にしましょう。
採用担当者は、退職理由から自社における組織適応力、ストレス耐性、キャリアプランをチェックしています。
前職の不満を言うのではなく、スキルアップやキャリアプランを考えた結果の選択という旨を論理的に伝えると好印象です。
回答例
前職では、アパレルの店舗スタッフとして女性服の販売をしておりました。お客様と直接話し、商品をおすすめして喜んでいただけることがやりがいとなっておりました。しかし、今後のキャリアを見据えたとき、よりビジネスの最前線で自分の力を発揮してみたいと考えるようになったのが転職を考えたきっかけです。
3.当社を志望した動機を教えてください
応募先企業独自の強みや他社を選ばなかった理由を明確にし、企業への理解度をアピールしましょう。そして、自身の前職での職務経験を活かして貢献したい理由や貢献できることを伝えるようにします。
回答例
御社が提供している○○は、我々の生活においても必要不可欠なサービスであり、またその営業体制においても最先端の分業体制を取り入れていると思います。人々の生活に欠かせない重要なサービスに責任を持ちながら、最先端の営業手法を身に着け、前職で培ったコミュニケーション力や提案力を発揮したいと考え応募いたしました。
4.長所と短所を教えてください
長所や短所は、具体的な事例を交えて伝えると印象に残りやすくなります。前職における周りの人との具体的なエピソードを出すようにしましょう。また、周囲からどのように評価されているのかを併せて伝えると、人物像が伝わりやすいです。
採用担当者は、あなたの長所と共に、短所が業務に支障を与えることがないかを把握するために質問していますので、短所はあなた自身がマネジメントできずに業務に支障を与えるような内容は控えましょう。
回答例
私の長所は、適材適所でリーダーシップをとれるところです。前職では、季節ごとの商品の売上促進のための施策リーダをしておりました。その中で、チームの雰囲気づくりや、メンバーそれぞれのモチベーションの引き上げのためにコミュニケーションの取り方を使い分け、施策を成功させてきました。
短所は、優柔不断なところです。チームのメンバーの意見を尊重しようとするあまり、意見がまとまらなかったときの方向付けで悩んでしまうため、最終的にどうするのが客観的にも将来的にも最適かという目線を持てるように努めています。
5.入社後のキャリアプランはありますか?
入社後のキャリアプランは、応募企業が求めている人材像を事前に把握したうえで、その企業で実現できる現実的なプランを伝えるようにしましょう。実現可能性がここでの重要なポイントとなりますので、その企業で働く自分を具体的にイメージして伝えてください。
回答例
これまでの販売員としての経験を活かし、まずは即戦力になれるよう御社のサービスの理解を深め、安定的に営業実績を上げられるように努めます。そしてそのノウハウやナレッジをチームのメンバーにも還元し、組織のなかでも中心的な存在を目指していきたいです。
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6.当社があなたを採用するメリットは何でしょうか?
応募者自身の強みと応募企業が求めている人材の双方を理解したうえで応募しているか、企業に貢献できる人材かを見極める意図での質問です。応募企業で求めている職務能力や適性を把握し、今までの職務経験から発揮できる強みを整理してアピールする必要があります。
回答例
私は「お客様の特性を瞬時に見抜き、お客様が求めている潜在的なニーズまで聴きだすことができる」のが強みだと考えております。前職でのアパレルの販売経験の中で、最初はあまり購入意欲が高くなかったお客様も含め、お客様ごとにコミュニケーションの取り方を変えて接客してきました。その結果、店舗での個人売上目標に対して、〇%で達成し、〇名在籍の店舗の売上に対し〇%貢献いたしました。
御社の営業職においても、様々なサービスをお客様のニーズにあわせて提案する仕事ですので、これまでの経験を活かし活躍できると考えております。
7.当社以外に受けている企業はありますか?
他社も受けている場合、その事実を隠す必要はありませんが、他社が第一志望という回答であれば、たとえ優秀な応募者であっても採用を躊躇する可能性もあるため、応募企業が第一志望だと回答するのが望ましいです。
また応募企業ごとに業界や職種が異なる場合、志望動機に一貫性がないと受け取られる可能性もありますので、業界や職種における関連性についても注意して備えておくのが吉です。
回答例
前職での販売の経験を活かすことのできる営業職を5社ほど受けております。
御社は営業職の中でも最新の営業体制を導入している点に強く惹かれており、第一志望とさせていただいております。
8.現在の年収と希望の年収を教えてください
応募者の希望年収が自社の同等レベルの社員の年収とかけ離れて高い場合、優秀な人材であっても採用は難しいと考えます。一方、現在の年収や希望年収が自社の社員より極端に低い場合、応募者のスキルや職務能力に疑問を持たれることもあります。
希望年収が相場と極端に異なると、自身を客観的に評価できていない応募者だと判断されてしまいますので注意しましょう。
また、市場に対して能力が高いなど妥当性があれば企業も納得する可能性が高いので、客観的に自己評価し、根拠を踏まえて伝えるようにするのがポイントです。
回答例
現在の年収は○○万円です。
希望年収に関しては基本的に御社規定に従うつもりではございますが、現在年収と同等以上を希望させていただけますと幸いです。
9.入社可能時期はいつですか?
この質問は自社の希望する入社時期と合致するかを見極めるだけでなく、あなたの入社意志を確認する目的もあります。
中途採用では、欠員や新規プロジェクトとしての募集が多く、通常長くても3カ月以内の入社を期待されます。欠員募集であれば、早く入社できる応募者を優先することもあります。入社可能時期が未定という回答では、入社意欲が薄いと判断される可能性がありますので、具体的な時期を回答するようにしましょう。
回答例
現職の就業規則上、退職の1カ月前に申し出る必要がありますので、内定をいただいた後1〜2カ月程度で入社が可能です。
10.何か質問はありますか?(逆質問)
この質問をされたら、必ず何か質問しましょう。
積極的に質問することで、企業への興味や入社の熱意を面接官に伝えられるからです。
待遇や福利厚生ばかりを聞くのは、意欲に欠けると捉えられるので避けた方がいいです。入社後の業務に関する質問などをすることで積極的に仕事に取り組もうとしている意欲が伝わりアピールになります。
回答例
差し支えなければお伺いしたいのですが、○○さん(採用担当者)が御社に入社を決められた理由と、実際に仕事をしていてやりがいを感じる点を教えていただけますでしょうか。
パターン別対策ポイント
20代での転職など経験が浅い方の転職の場合
経験が浅い応募者に対しては、実務経験や即戦力となるスキルを持ち合わせているかチェックされます。
十分なスキルがない場合でも、今後の成長が見込めるのかを判断されますので、仕事への取り組み方と併せて今まで身に付けた基本的なビジネススキルもアピールするようにしましょう。
30代半ば以降のキャリアアップでの転職の場合
キャリアアップ転職では、高いスキルや実績と併せて、組織をまとめ部下をマネジメントする能力も求められます。人を指導したり、部下を育てたりした経験を具体的なエピソードを交えて語れるようにしましょう。
異業種・未経験業界に転職する場合
異業種・未経験業界の転職面接では、経験・課題・改善策の3点を伝えましょう。
この3点を伝えることで、業務に直接関係する強みをアピールできなくても、入社後の業務に取り組む姿勢を伝えられると好印象を与えられます。
これまでの転職回数が多い場合
転職回数が多い場合の伝え方のコツは、転職の「原因」ではなく、「目的」をアピールすることです。
自分のキャリアプランに沿って目的意識を持ち、主体的に行動してきた旨を伝えるようにし、仕事に対する意識をしっかりアピールしましょう。
転職までにブランクがある場合
転職までにブランクがある人は、ブランクに対する前向きな理由づけを用意しましょう。
自己成長や資格取得のためなど理由が前向きであれば、ブランクは好印象の材料になります。さらにブランクで取り組んだことを、今後の仕事にどのように活かせるかを伝えると、即戦力としての魅力をアピールできます。
また、今後のキャリアプランについてもしっかりと伝えられるようにしましょう。
まとめ
転職面接でのよくある質問やパターン別の対策について紹介しました。
面接は、応募者と応募企業の双方がお互いを知るための重要な場です。
短い時間のなかでいかに自分の魅力をアピールし理解してもらえるかが合否を分けます。
悔いのないよう、しっかりと備えて臨みましょう!
転職はエージェントを使って、有利に進めよう!
「転職したいけど、忙しいし時間がない」
「本当に自分を必要とする会社があるのか」
「キャリアアップはしたいけど、どういうキャリアがあるのかはイメージが付かない」
「もっとレベルの高い会社へ行きたいが、どういう選択肢が良いのか」
はっきりとした転職の考えをお持ちの方も
転職をすべきかどうか悩んでいる方も
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