これから初めて転職活動を始める20代の方や転職活動に慣れていない方の中には、履歴書の書き方に悩んでしまう方も少なくはないでしょう。
履歴書の書き方に悩みすぎてしまうと、面接などの対策をする時間がなくなってしまって、焦ってしまうこともよくある話です。
今回は、履歴書を書くにあたり、どう書けばいいか一番最初に悩みやすい、学歴や職歴の書き方やポイントについて解説をしていきます。
一度書き方を覚えれば、今後転職活動で履歴書を書く際、必ず役立ちますので、しっかり覚えていきましょう。
履歴書 学歴の書き方・ポイント
まず、学歴の書き方とポイントについて押さえておきましょう。
一般的に学歴を書く際は、上記の画像通りに書いていきますが、具体的な書き方とポイントについて詳しく説明をしていきます。
『学歴』と見出しを書く
学歴を書く際は、いきなり書いていくのではなく、書き始める一番上の行に『学歴』と書くようにしましょう。
そうすることにより、履歴書を読む側も『ここから学歴が書かれているんだ。』と分かりやすくなるのはもちろん、履歴書の項目も整って、見栄えも良くなります。
また、『学歴』と見出しを書く際は、左詰めではなく、行の中央に書くようにしてくださいね。
『学歴』と書いた次の行から、いよいよあなたのこれまでの学歴を書いていきます。
高等学校の入学もしくは卒業から書く
『学歴』と見出しを書いたら、次はあなたのこれまでの学歴を書いていきましょう。
学歴を書く際に、『高等学校から書き始めるべき?』『大学から書けばいいの?』などと悩む方が多いですが、特に指定がなければ、高等学校から書き始めるようにしましょう。
最終学歴によって書き方は変わってしまいますが、高等学校が最終学歴の場合は、高等学校入学から書き始めて、大学や短大、専門学校、大学院が最終学歴の場合は、高等学校卒業から書くことが一般的です。
学校名や学部名は省略しないで書く
学歴を書く際は、学校名を書くだけではなく、在籍していた学部や学科も書きましょう。
学部や学科を書くことにより、高等学校や大学でどのようなことを学んだか、企業側にも伝えることができるからです。
学部や学科以外にもコースなどがある場合も、コース名も書くと良いでしょう。
また、学校は必ず正式名称で記入するようにしましょう。
よくありがちな間違いとして、高等学校を卒業したということを書く際に、『東京都立◯◯高校 卒業』と書いてしまう人がいます。
しかし、高校というのはあくまでも略称なので、必ず『高等学校』と書くようにしてくださいね。
履歴書 職歴の書き方・ポイント
学歴を書いたら、次は職歴を書いていきましょう。
職歴についても、上記の画像のように記入をしていきます。
こちらの画像を参考にしながら、職歴の書き方とポイントについて紹介していきます。
一行空けて『職歴』と見出しを書く
学歴を一通り書いて、いきなり職歴を書くのではなく、見やすくするためにも一行空けてから職歴を書き始めていきましょう。
その際に、学歴を書き始める時と同様に、『職歴』と行の中央に見出しを書いて、その下の行からあなたのこれまでの職歴を書いていきます。
そうすることにより、まとまった見やすい履歴書を作り上げることができます。
短期間しか在籍していない場合でも記入する
職歴は、当然ながら人によって変わっていきます。
1社の企業に長く勤めた方はもちろん、短期間で5社転職したという方もいるでしょう。
転職経験が多い人が履歴書を書く際にやりがちなのは、短期間しか勤めていない企業の職歴を省略してしまうことです。
結論から申し上げますと、職歴を省略するのは、経歴詐称となってしまうため避けましょう。
転職を繰り返していることを企業側に知られてしまうと印象が悪くなってしまうのではないかと思うかもしれません。
しかし、転職を多くしているからといって必ずしも不利になってしまうということはありません。
どんなに短期間の在籍だとしても、必ず履歴書に記入をするようにしましょう。
会社を短期間で退職し、これから転職活動を始めようとしている方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
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社名だけではなく部署も書く
学歴を書く際に、学校名や学部名などを正式名称で記入するのと同様に、職歴でも会社名はもちろん、支店や部署名を省略せずに記入しましょう。
支店名や部署名を記入する際は、『株式会社▲▲商事 入社』と社名を記入した下の行に、『東京支社 営業部に配属』と配属先の情報を記入していきます。
また、記入欄に余裕があれば、支店名や部署名を記入した下の行に、担当した業務内容についても簡潔に記入しておきましょう。
詳しい業務内容は、職務経歴書に記入することになりますが、履歴書だけでもあなたがこれまでにどんなことをしていたのかを一目で分かるようにするためにも、簡単に記入しておくことをおすすめします。
職歴の最後には、必ず『以上』と書く
職歴を全て書いたら、最後に現在の状況を記入して、『以上』と書いて締めくくります。
一番最新の職歴を書いたら、その1つ下の行に『現在に至る』と記載します。
さらにその下の行に、右詰めで『以上』と記載することで、職歴の記入は終了です。
『以上』と記載をすることで、読み手側に『これ以上職歴はありません。』ということを伝えることができます。
全ての職歴を記入し終わりましたら、見直しも忘れないようにしてくださいね。
履歴書 学歴や職歴を書く際の注意点
学歴や職歴の書き方とポイントを押さえたら、実際に履歴書を書いていくのですが、最後に書く際の注意点について説明します。
履歴書に学歴や職歴を書く際は以下の点に注意して書いていきましょう。
- 年度の表記を統一させる
- 経歴詐称はNG
年度の表記を統一させる
履歴書に学歴や職歴を書く際は、必ず年度の表記を統一させて記入しましょう。
例えば、学歴を記載している欄では、『2019年』と書いているのに対して、職歴では『令和2年』と書いているとします。
意味は通用しますが、読み手側はきっと違和感を感じてしまいます。
西暦で書くのであれば、全て西暦にして、和暦で書くのであれば全て和暦にするなど、決めてから書くようにしてくださいね。
また、『いつ高校を卒業したんだっけ…。』などと自分の学歴が分からなくなったら、以下のようなサイトで計算すると、自分で計算する手間を減らせるのでおすすめです。
経歴詐称はNG
先に述べた通り、転職の回数が多かったり、短期間しか在籍していない企業の職歴を省略して、記入するのは経歴詐称になるのでNGです。
それに伴い、学歴においても経歴詐称はしないようにしましょう。
例えば、あまり知られていない大学を卒業していて、どうせバレないと思い知名度のある大学の名前に書き換えたり、大学を退学したのにも関わらず卒業したと書いてしまうのは絶対にNGです。
履歴書を企業側に渡した時点では気づかれないかもしれませんが、いずれはバレてしまいます。
学歴も職歴も嘘を書いたり、省略をしないように、正しい経歴を書くようにしましょう。
しかし、中には『それなりの学歴でないと良い企業に入れないのでは?』と思う方もいらっしゃるでしょう。
以下の記事にて、多くの人が不安に思っている学歴フィルターについて解説をしているので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
就活で学歴フィルターは存在しているの?採用している企業の特徴や対処法を解説
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履歴書 学歴や職歴の書き方 まとめ
履歴書に学歴や職歴を書くことは、最初はどのように書けばいいのか分からなくて、想定以上の時間を費やしてしまうでしょう。
しかし、今回紹介した書き方とポイントについて押さえておくことで、今後スムーズに履歴書を書くことができるでしょう。
ぜひ、書き方を参考にして、実際に履歴書に学歴と職歴を書き進めてくださいね。
そして、学歴と職歴を書き終えたら、志望動機を考えたり、面接対策するなど、他の選考準備に専念しましょう!
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