就活で企業を選ぶ際、「福利厚生」はとても大切なポイントになりますよね。
しかし、「年中多忙で大変な業界」というイメージのある飲食業界において、具体的な福利厚生をパッと思いつかない方も多いのではないでしょうか。
今回は、飲食業界において福利厚生が充実している企業とその内容をご紹介していきます。
以下の記事では、▼「飲食業界でホワイト企業に就職したい人向け」▼のお話もしているのでぜひ合わせてご覧ください。
そもそも福利厚生って?
福利厚生とは、給与や賞与といった基本的な労働対価とは別に、企業が従業員やその家族に提供する報酬やサービスのことを指します。
福利厚生の対象となるのは、正社員はもちろん、2020年の法律改定によって、正社員と業務内容が同一であるパート,有期雇用者労働者,派遣労働者も加わりました。
そんな福利厚生は主に二つの種類に分けられています。
法定福利厚生とは
法定福利厚生とは、「法律で定められた福利厚生」のことを指します。
具体的には法律で義務づけられている社会保障制度の費用(企業負担分)をいい、
・健康保険料
・介護保険料
・厚生年金保険料
・労働保険料
などがそれに当たります。
こういった保険は、みなさんにとっても馴染みのあるイメージしやすいものではないでしょうか?
法定外福利厚生とは
法定外福利厚生とは、「会社が独自で定める福利厚生」のことを指します。
具体的には
住居に関する費用
医療保健に関する費用
食事に関する費用
慶弔見舞い等の費用
などその幅は広く、企業によって特色があるのが特徴です。
今回はそんな「法定外福利厚生」にフォーカスして、様々な飲食業界の企業の福利厚生をご紹介していきます。
キャリアラダーオススメの飲食会社
らーめん岩本屋
を経営しているカンサプ株式会社は、キャリアラダーが入社をサポートしている会社でもありますが、福利厚生もとても充実しています。
カンサプ株式会社 福利厚生 | ・海外研修あり ・週休2日制(月8日:シフト制) ・週休3日制(月12日:シフト制) ・有給休暇 ・慶弔休暇 ・JOYFULL休暇 ・結婚休暇 ・子女結婚休暇 ・服喪 ・交通費社内規定支給 ・車・バイク通勤OK ・各種社会保険完備 ・昇給・昇格あり ・赴任手当(社内規定による) ・結婚祝金(6ヶ月以上勤務) ・出産祝金 ・弔慰金 ・皆勤手当 ・食事手当 |
面白い福利厚生として取り上げることのできるのは、年に1度海外への研修旅行
があるという点です。
この旅行は会社全額負担で行われるので社員側の負担がほぼなく、有意義な経験ができとてもオススメの福利厚生となっています。
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福利厚生が充実している大手飲食企業
次に、東洋経済オンラインに掲載されている「社内制度・福利厚生がユニークな企業TOP100/宇都宮 徹」を参考に、このランキングに記載されている飲食企業の福利厚生を深掘りしていきたいと思います。
スターバックスコーヒージャパン
18位ににランクインしたスターバックスコーヒージャパン
スタバの公式HPには従業員の種類別に様々な福利厚生を掲げています。
■全従業員対象 | ・パートナービーンズ ▶︎自己研修を兼ね週1回コーヒー豆を支給 ・パートナー割引 ▶︎全国のスタバでドリンクや商品をが30%割引き ・パートナードリンク ▶︎勤務の日の仕事前後と休憩時の計3回、好きなドリンクを飲める ・災害時相互扶助制度 |
■社会保険加入者対象 | ・定期健康診断 |
■正社員対象 | ・特別有給休暇 ▶︎私傷病・慶弔・永年勤続など ・確定拠出年金 ・借上げ社宅制度(転勤者用) ・提携住宅ローン金利優遇制度 ・財形貯蓄制度 ・通信教育費用補助 ・育児施設補助手当 |
ここで特筆すべきなのは、やはり全従業員対象のパートナー制度でしょう。
このパートナー制度は、正社員だけではなくアルバイトも対象のサービスとなっています。
パートナーとはスタバの従業員のことを指し、スタバで働いている人は年功序列なく「パートナー」と呼ばれています。
スタバは従業員の相互関係をとても大切にしているので、そういった従業員を大切にする姿勢が福利厚生にも現れていて、個人的にとても好感の持てる制度ですね。
資生堂パーラー
29位にランクインした資生堂、実はレストランカフェも運営しています。
資生堂パーラーは子会社なので、正確にはこのランキングから外れてしまいますが、資生堂の子会社ならではのお得な福利厚生が存在するのでご紹介します。
資生堂パーラー 福利厚生 | ・⾃社商品 ▶︎洋菓⼦購入、レストラン・カフェの利用 ・資⽣堂グループ社員優遇制度 ▶︎資生堂の化粧品なども購入できる ・自社株投資会制度 ▶︎持株会が従業員の給与から天引きした資金を集めて株を購入、決算時配当金などを受け取れる ・財形制度 ・健康診断 ・慶弔見舞金制度 ・健保組合 ・積立型総合福祉共済制度 ・育児休暇制度 ・介護休暇制度 ・確定拠出制度(DC)他 |
口コミを見ると、比較的女性も働きやすい環境が整っていると好評な傾向にありました。
資生堂自体が化粧品を扱っていたりと女性をメインターゲットにしている大手企業であるからか、育児休暇や子供手当などはやはり取りやすい環境にあるのかなと思います。
日本マクドナルドホールディングス
42位にランクインした日本マクドナルドホールディングス
HPを見ても、福利厚生に力を入れていることを大々的にアピールしていて、その内容もとても充実していることが見て取れます。
■心身的なサポート | ・特別有給休暇(誕⽣⽇特別有給休暇) ・永年勤続休暇 ・定期健康診断 ・禁煙サポート ・社員持株会 ・確定拠出年金制度 ・各種団体保険 ・転居サポートプログラム ▶︎引っ越し費用の補助、転居に伴う一時金の補助、物件紹介のサポート |
■プライベートの充実を目的としたサポート | ・総合福利厚生メニュー「WELBOX」の利用 ▶︎福利厚⽣プログラムの利⽤により、旅⾏、飲⾷、健康増進、育児、⾃⼰開発、エンターテインメントなど多様なジャンルにわたって、いつでも⾃由にお得な価格で利⽤することができる ・資格取得奨励金制度 ・社員が10名以上集まるクラブ活動へ補助金を支給 |
■ライフワークバランスのサポート | ・店舗スタッフのための変形労働時間勤務制度 ・フィールド・オフィススタッフのためのフレックス勤務制度 ・テレワーク勤務制度 ・慶弔見舞金・特別有給休暇 ・出産、育児、介護休暇制度 ・育児、看護短時間勤務制度 |
マクドナルドの福利厚生で特筆すべきなのは「プライベートの充実を目的としたサポート」が充実していることでしょう。
そのうちの一つであるWELBOXとは、株式会社イーウェルが提供しているパッケージ型の福利厚生アウトソーシングサービスのことです。
このサービスを導入している会社の従業員は、イーウェルと連携している全国の様々な施設やサービスをお得に利用することができます。そのサービス内容は多岐に渡り、高級会員制リゾート施設・アミューズメントパーク・レンタカーの利用・外食などをモノによっては半額以下で楽しむことができます。
こういった大規模なサービスに力を入れるところはさすが大企業らしい福利厚生と言えますね。
まとめ
いかがでしたか?飲食業界の福利厚生には飲食を取り扱う企業らしい特色のある制度が充実している傾向にあります。
個人的に魅力を感じた福利厚生は、
一位 資生堂 資⽣堂グループ社員優遇制度
▶︎レストラン・カフェや資生堂製品まで資生堂の質の高いサービスを多岐にわたって利用できるのは、やはりお得感がありますね。
二位 スターバックス パートナー制度
▶︎スタバをよく利用する人にとってはやはり魅力的な制度であると感じます。
三位 マクドナルド 誕⽣⽇特別有給休暇
▶︎これは国で定められている有給休暇とは異なり、企業が独自で定めている一年に一回の休暇のことです。自分の誕生日を休暇として過ごすことが確約されているのは、とてもありがたい制度ですよね。
また、どこも同じように感じる制度も、企業によって社宅や住宅補助がある会社ない会社など様々な違いがあるため、企業を選ぶ際はぜひ福利厚生をよく調べることをお勧めします。
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