【企業分析】株式会社あきんどスシロー

スシローは人口動態や行動変化に適応して、複数の店舗モデルを提供しています。このことから、年間30店舗継続して出店したり、オペレーション力を活かして新業態で周辺市場を開発しています。

しかし、物流費や原材料価格の高騰、店内での迷惑行為などにより前年同月を下回る状況が続いているのが現状です。

目次

企業概要

商品・サービス

スシローは創業当時から「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」を使命としてかかげています。ネタの鮮度管理を徹底したり、仕入れにこだわりをもったりなどさまざまな点において工夫をしている点が特徴です。また、新型コロナウイルスの影響もあり、ネットや電話、店で持ち帰りの注文ができるようになったほか、スシローアプリを使うことでさらにお得になるのです。

スシローでは、すしフォトやだっこすしなどキャラクターを活用したキャンペーンやグッズなどを展開しています。また、60歳以上の顧客にはシニアポイントカードを提供し特別に割引サービスを提供しています。このため、ファミリーでの来客も少なくありません。

競争優位・強み

DXを導入することによって、顧客満足度の向上や廃棄ロスの低減といった取組みをしています。さらに、コロナ禍において自動土産ロッカーをはじめとして店員と接触することなく販売をできる仕組み作りなどさまざまな工夫をしています。

また、仕入れから顧客に提供するまで独自のこだわりが特徴です。例えば、ぶりやはまちを鮮魚で養殖し水温から水質まで管理している数社から均一のいいネタを仕入れられるような仕組みを持っています。さらに、食材原価率は50％と飲食業界の平均である30％を大幅に設定するなど仕入れに力を入れています。

参考：スシロー

職場環境においては正当な評価制度や充実した福利厚生、残業時間の低減など働きやすい環境を整備しており、従業員評価の高い点が特徴です。

参考：あさがくナビ

今後の展開

スシローは2018年から2022年にかけてはほかの回転寿司店と比較しても、大幅に売り上げが向上していました。

参考：DIME

さらに営業利益を見ると、回転寿司業界において独走しているのがわかります。スシローの強さは1店舗当たりの売上高に集約しており、新型コロナウイルスにおいても大きな影響はありませんでした。スシローは1店舗あたりの売上高が高いことから、固定費を抑えることができ結果的に営業利益率を高めることに成功しているのです。

参考：DIME

2023年3月中間決算では、スシロー事業の売上高は物流費や原材料費の高騰などの影響により前年同期比12・1%減の987億円でした。迷惑行為を撮影した動画が拡散された影響の対策として、店を応援したい客が増えたりレーンと客席の間にアクリル板を設置したりするなどして2023年2月に限っては前年並みまで客数や売上高が回復しました。国内事業は回復しつつあり、営業確保をできている上半期だったとしています。

参考：朝日新聞デジタル

画像引用：日本経済新聞

さらに、海外での売り上げが好調であることからFOOD&LIFE COMPANIESの株価が回復傾向です。

参考：MINKABU

採用情報

新卒採用

参考：リクナビ2023

中途採用

参考：スシロー

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