『初めて転職活動をしているけど、内定をもらえない。』『なかなか選考を突破することができなくて悩んでいる。』などと、転職が決まらなくて悩んでいませんか?
転職活動をしていても、内定をもらえなかったり、選考が進まなかったりすると、自分でも何が良くないのか分からず、心が折れてしまう方も少なくはないでしょう。
しかし、転職活動が上手くいかない原因は、転職活動を行っているあなた自身にあることがほとんどです。
では、一体どのような原因により転職がなかなか決まらないということが起きてしまうのでしょうか?
今回は、20代で転職活動をが決まらない原因と、成功させるための方法についてを解説していきます。
『何が原因で転職が決まらないのか知りたい。』『20代のうちに、転職先を決定させたい。』と、考えている方は、ぜひチェックしてくださいね。
目次
20代でも転職が決まらないってことはあるの?
『周りの20代の友人たちは、転職先が決まっている。』などという状況から、転職活動をすれば、すぐに転職先が決まるのではないかと考えている方も少なくはないでしょうか。
確かに、2024年3月にdodaで公開された『転職成功者の平均年齢調査』によると、20代の転職成功者の割合が非常に多いことが確認できます。
確かに、20代で転職が成功する方も多いですが、残念ながらなかなか決まらないという人もいらっしゃるのが実情であります。
20代で転職が決まらないという人には、共通した原因があることが大半です。
そして、原因があるのに、自分では原因が何なのか理解しておらず、いくら転職活動をしても内定をもらえないという状況に陥ってしまうのです。
20代で転職が決まらず悩んでいる方は、ただ闇雲に転職活動を進めるのではなく、まずは自分の転職活動にどのような原因があるのかを知った上で、転職活動を進めていくようにしましょう。
20代 転職が決まらない5つの原因
20代で転職が決まらない人には、共通した原因があることが考えられます。
具体的には、以下の5つの原因があることが想定されます。
- 求人の希望条件が絞れてない
- 企業研究ができていない
- 志望動機を使い回している
- ビジネスマナーができていない
- 経験やスキルが足りていない
あなたも、これらの原因に対して思い当たることはありませんか?
それでは、これらの原因が一体どういうものなのか詳しく説明をしていきます。
求人の希望条件が絞れてない
『転職活動をしよう。』と考えたら、まずは求人を探す人が多いでしょう。
その際に、明確に条件を決めていますか?
転職が決まらない人は、『とりあえず業種はなんでもいいから、家の近くの会社を応募しよう。』などと、希望の条件を定めずに転職活動をしている人が見受けられます。
条件を絞れずに、転職活動をしてしまうと、自分自身でも目標を見失い、結局何がしたいのか分からなくなってしまい、迷走してしまう可能性があります。
また、あまりにも幅広い業種を見てしまうと、企業研究や志望動機を考える際に、時間がかかってしまうリスクもあります。
中途半端で曖昧な状態で求人を探してしまうと、自分自身でも混乱することがあるため、転職が決まらないという状況に陥ってしまうのです。
反対に、『不動産の営業職で年休が130日以上、年収が500万円で、子育てや育児の福利厚生が充実していて、オフィスが駅近で…。』などと希望する条件が細かすぎる場合も同様です。
こういった好条件な求人が募集されていると、当然ながら競争率が高くなってしまう傾向にあります。
相当優秀な人材であれば、競争率が高くても採用されることがありますが、20代で仕事の経験値が浅い場合は、残念ながら転職することが難しいものです。
企業研究ができていない
志望している企業が決まっていても、選考が通らなかったということはよくあることです。
そのような時の原因として、志望している企業がどういう企業なのかしっかり調べていないということが考えられます。
つまり、企業研究ができていないということです。
どんなに志望している企業に転職したいと考えていても、企業のことを全然知らずに転職活動を進めると、書類選考や面接を受ける際に、企業側から『この人は、会社のことをあまり理解していないな。』と思われてしまいます。
また、企業研究をせずに志望している企業の選考を受けてしまうと、『なんか思った会社とは違う…。』とギャップに気付けないこともあります。
ギャップに気付けず、転職活動を進めてしまい、その企業の選考を辞退して、また一から転職活動をしていくとなると、時間に無駄にもなってしまいます。
志望動機を使い回している
転職が決まらない人がよくやりがちなこととして、志望動機を使い回してしまうことです。
志望動機とは、志望している企業で働きたいと思ったきっかけや原因を伝えることです。
複数の企業を応募するのであれば、通常、志望動機が変わっていくはずです。
しかし、志望動機を考える時間を使いたくないなどといった理由から、どこの企業でも通用しそうな志望動機を考えて流用する人も中にはいらっしゃいます。
例えば、『貴社の社風に共感しました。』『貴社に貢献したいです。』などという文言を使うことで、どこの企業でも使えるような志望動機を作り上げることができるでしょう。
確かに、このような文言を使えば、一見よく考えられた志望動機かと思われるかもしれませんが、具体的にどういった社風にどのように共感しているのか、どのような点からどう貢献していきたいのかが伝わりません。
具体的に書かれていないことから、『志望動機がありきたり。』とか『内容が薄い。』と思われてしまい、選考が通らなくなってしまうことが多いのです。
ビジネスマナーができていない
転職が決まらない理由の一つとして、ビジネスマナーができていないことも考えられます。
いくら書類選考が上手く行っても、面接においてのビジネスマナーができていないと、確実に選考で落ちれしまいます。
面接時に必ずチェックしておきたい具体的なビジネスマナーには以下のようなものが挙げられます。
- スーツにシワがついていないか、靴が汚れていないかなど身だしなみ
- ノーメイクや濃いメイクをしていないか(女性の場合)
- 入退室時なども含めて、正しい挨拶ができているか
- 正しい敬語を使うことができているか
転職が上手く行かなかった方の中には、もしかすると上記のいずれかができていないことに心当たりはありませんでしょうか?
細かいところではありますが、ビジネスマナーは企業側も必ず見ているので、転職活動を進める際は、意識していかなくてはなりません。
経験やスキルが足りていない
企業研究や志望動機をしっかり行っていたり、ビジネスマナーもしっかりできているとしても、転職が上手くいかないという方も中にはいらっしゃいます。
そのような方の転職が決まらない理由として、経験やスキルが足りていないということが考えられます。
例えば、未経験の職種に転職しようと考えて、ある企業の選考を受けるとします。
その際、あなたの他にその企業に応募した人が、前職もその職種に携わっていて、経験年数が長い上、資格などを取得している場合、企業側はどちらを採用するでしょうか?
いくらあなたの人柄が良いとしても、企業側が即戦力を求めていたり、経験者を優遇している場合は、経験している人の方を採用するはずです。
このように経験やスキルが足りていないことにより、転職が決まらないということもよくある話なのです。
転職が決まらない20代必見!成功させるための方法
20代で転職が決まらない原因として、希望条件が絞れていなかったり、企業研究や志望動機が不十分であることなどが挙げられました。
また、面接時のビジネスマナーや経験値によって、採用が左右されることもあります。
転職が決まらないと悩んでいる方は、上記で挙げた原因のいずれかが当てはまったのではないのでしょうか?
しかし、このまま悩んでいるだけではいけません。
あなたの転職が決まらない原因が分かったら、次は対策をして、改めて転職活動を進めなくてはなりません。
では、具体的にどのようなことをすれば、転職を成功させることができるのでしょうか?
以下のようなことを意識して行うことにより、転職の成功率が格段に上がります。
- 希望条件を見直す
- 企業研究をしっかり行う
- 自己分析をしっかり行う
- 志望動機をしっかり練る
- 最低限のビジネスマナーを身につける
これらの方法について、説明をしていきます。
希望条件を見直す
希望条件が曖昧だった場合は、ある程度希望条件を絞るなど、見直すようにしましょう。
どんな業界でどんな職種を希望するかはもちろん、年休や勤務地など、明確に決めるようにしましょう。
この際、何でもかんでも条件を決めてしまうと、逆に求人が見つからない可能性があるので、絶対に譲れない条件と、妥協できる条件を区別して決めると求人が探しやすいです。
例えば…
・不動産の営業職
・年休は130日以上を希望
・年収が500万円を希望
・子育てや育児の福利厚生が充実していると良い
・オフィスは都内で、最寄り駅から5分以内の場所を希望
このような条件を希望している場合、以下のように譲れない条件・妥協できる条件を整理してみましょう。
・不動産の営業職
・年休は120日以上でもOK(妥協できる条件)
・年収はひとまず400万円(妥協できる条件)
・子育てや育児の福利厚生が充実していると良い
・オフィスは都内がいいが、最寄り駅から10分くらいの場所でもOK(妥協できる条件)
このように、条件を整理することにより、いろいろな求人が見つけやすくなるのはもちろん、今まであなたが知らなかった企業の求人と出会える可能性も高まるので、転職活動を行う際は、ぜひやってみてくださいね。
企業研究をしっかり行う
志望している企業が決まっているとしても、企業研究ができていないと、選考を突破することは難しいものです。
必ず、転職したいと思える企業が決まったら、その企業のことをしっかり調べましょう。
企業研究を行うことにより、選考時に企業側から『会社のことをよく理解している。』と判断されるのはもちろん、あなた自身もその企業のことを詳しく知ることができるので、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
企業研究を行う際は、志望している企業の基本情報を抑えるのはもちろんですが、その企業の顧客や市場、競合の企業についても知っておく必要があります。
詳しい企業研究のやり方については、以下の記事でも紹介していますので、転職活動を進める際はぜひ参考にしてみてくださいね。
転職を成功させるには企業研究が重要!志望動機作成にも役に立ちます
あなたは転職活動を進める際、企業研究はしっかり行っていますか? 転職の経験が浅かったり、初めて転職活動をする20代の人たちの中には、やり方が分からなかったり、忙しいなどという理由で、企業研究を怠って、転職活動を進める人も […]
自己分析をしっかり行う
企業研究だけではなく、自己分析を行うことも重要です。
自己分析とは、自分の特徴や価値観などを洗い出して、自分の強みを理解することで、転職活動をする際に必ず行うべきことでもあります。
自己分析を行わないで転職活動を進めてしまうと、当然ながら企業側に自分のことをアピールすることができません。
例えば、面接時に企業側からあなた自身のことを質問をされても、上手く答えることができず、自分のことを知ってもらえないなどというリスクが生じてしまいます。
また、自己分析を行うことにより、志望すべき企業や業界、キャリアプラン、やりたい仕事なども明確にすることもできます。
転職活動が上手く行かなくて迷走している方は、自己分析が足りない可能性があるので、求人に応募する前に必ず自己分析をするようにしましょう。
おすすめの自己分析方法については、以下の記事でも紹介しています。
『そもそも自己分析の方法が分からない…。』と悩んでいる方は、以下の記事で紹介している方法を実践してみてくださいね。
自己分析は就活の始まり!自分を知らないとESも面接もうまくかない!
就職活動がスタートすると、 企業のエントリーやES作成・面接に追われて自己分析を行なう時間があまり取れなくなってきます。 しかし、自己分析を行わずに選考に挑んだとしてもいい結果は出ません。 『自分がどんな人か』『自分がど […]
志望動機をしっかり練る
転職が決まらない人は、志望動機の内容が薄い可能性があります。
志望動機は、あなたが志望している企業で働きたいと思ったきっかけや原因を伝える項目です。
つまり、志望している企業へあなたの熱意を伝える項目でもあります。
違う企業に応募した際に使った志望動機を使いまわさず、必ず応募するたびに志望動機をしっかり練るようにしましょう。
前述した、企業研究や自己分析で得た情報をもとに考えていくことで、採用されやすい志望動機を作り上げることができます。
詳しい志望動機の考え方については、以下の記事を参考にすると良いでしょう。
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最低限のビジネスマナーを身につける
書類選考が上手く行っても、面接時にビジネスマナーができていないと、採用されないことが多いです。
必ず転職活動をする際は、ビジネスマナーを身につけるようにしてください。
まずは、今までの転職活動で、面接を受けた際の自分の行動について振り返り、例えば、正しい敬語が上手く使えていないようであれば、言葉遣いを徹底してみたり、身なりが良くないと感じたのであれば、スーツにアイロンをかけるなど身だしなみを意識するようにしましょう。
また、女性の求職者の多くが悩んでいる、転職活動中のメイクについては、以下の記事で詳しく解説をしています。
『転職活動中ってどんなメイクをすればいいの?』と悩んでいる方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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転職活動の方法を見直すだけで、転職の成功率が上がる!
転職の成功率が高いと言われている20代ですが、中には転職が決まらなくて悩んでいる方も少なくないのが実情です。
転職が決まらない原因として、転職活動をする準備が不十分であったり、ビジネスマナーがなっていないなどということが考えられますが、これらの原因を自分で把握することができれば、対策をすることにより、転職の成功率は上がることが期待できます。
転職が決まらなくて悩んでいるという方は、一度どうして転職が決まらないか原因を考えてみましょう。
そして、今までの転職活動の仕方を振り返りつつ、今後の転職活動の仕方を変えてみることをおすすめします。
ぜひ、今一度自分の転職活動の仕方を見直してみて、これからの転職を成功させて、自分の納得できる企業に入社することを目指していきましょう!
転職はエージェントに相談
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